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あじたまトッピング
花粉症といえば、鼻水やくしゃみ、目の痒みが代表的な症状ですが、意外と知られていないのが「耳の痒み」です。耳の中がムズムズして気になったり、掻きすぎて痛みを感じることがあります。この記事では花粉症が引き起こす耳の痒みの原因や対策について解説します。
花粉症は、鼻や目などの粘膜がアレルギー反応を起こす疾患ですが、耳の中にも同じように粘膜が存在します。花粉が耳管(耳の奥と鼻を繋ぐ管)に侵入すると、そこでアレルギー反応が起き、痒みや違和感を引き起こします。
鼻や喉の粘膜が炎症を起こすと、耳管の粘膜にも影響が及び耳の痒みが強くなることがあります。花粉症に伴う後鼻漏(鼻水が喉に流れる症状)も、耳に影響を及ぼす一因です。
花粉が耳の穴(外耳)に付着することで、外耳の皮膚にアレルギー反応が起きる場合もあります。
花粉防止マスクやメガネを装着して、耳や鼻に花粉が侵入しにくいようにしてください。
また、髪の毛や帽子に付着した花粉が耳に触れることで痒みを生じることがあります。帰宅後は、髪や帽子をしっかり払い落としましょう。
入浴後や外出後に濡れたガーゼや綿棒で耳の穴の入口を軽く拭き耳の中の清潔を保ちましょう。過度に耳掃除は注意してください。
また、耳の皮膚が乾燥していると痒みが悪化しやすいので耳の外側に保湿クリームを薄く塗りましょう。
鼻や喉の炎症が耳に影響を与えるため、鼻洗浄で鼻腔内の花粉を洗い流したり、加湿器で室内の温度を保ち喉や鼻の粘膜を保護するなど鼻や喉のケアをしましょう。
花粉ガードスプレー
髪や耳周りにスプレーして、花粉の付着を防ぎましょう。
抗ヒスタミン薬(市販薬)
アレグラやクラリチンなど花粉用の市販薬を活用しましょう。
花粉症による耳のかゆみは、適切な対策を取ることで予防・軽減することができます。耳を掻いて悪化させる前に、次のポイントを実践してみましょう。
外出時はマスクや帽子で花粉の侵入を防ぐ
帰宅後は耳周りを清潔に保つ
乾燥を防ぐために保湿ケアを取り入れる
抗アレルギー薬を活用し、症状をコントロール
これらの対策を取り入れて、耳のかゆみに悩まされることなく快適に花粉症シーズンを乗り切りましょう!